笠間の焼栗 愛樹マロン

トップへ戻る
これまで、わが国をはじめとする韓国、中国、アメリカ、欧州で矮化栽培を実践している国はなく、高木性の栗の樹は矮化栽培が不可能だと考えられていました。
新ブランド栗「愛樹マロン」は、特許を取得した矮化栽培で生まれました。
※本栽培方法は日本のクリ品種を問いません。

矮化栽培、驚きの実績とは。

・樹形は主幹形で、樹高は170cm程度にすることで、脚立などを使わず安全に作業ができることから、クリの大規模生産者や高齢者・女性にも手軽に管理作業ができます。

・主幹から結果母枝と結果枝の葉は樹冠全体を覆うため、葉で生産された同化養分は豊富です。根に貯蔵養分が多いため、土壌中の養水分の吸収力が旺盛で簡単に樹勢低下しません。

・10a当たりの収量は約200kgで、慣行栽培の約2倍になります。収穫した果実は、3L以上の大きさで、糖含有率は収穫直で11.27%、冷蔵保存1か月間で15.96%の非常に高い値を得ました。(茨城県工業技術センター調べ・平成24年10月29日)

・矮化栽培で生産された高品質な果実は、6次産業化を目指した地域特産物の開発に有利と考えます。


収穫直前の毬果は大きく新鮮な緑色のイガ。
矮化栽培で収穫される平均的な栗のサイズ。

矮化栽培のポイントは整技・剪定です。

・矮化栽培の栽植本数は10a当たり83本と密植栽培ですが、総て永久樹(縮伐・間伐をしない)です。

・矮化栽培の整枝・剪定は、主幹側部から発生した結果母枝や結果枝を利用し交互に収穫しながら、枝を切り返して更新する方法です。

・主幹から結果母枝や結果枝は1年間に100~130cm伸びる。
この枝の切り返しが重要です。

・整枝・剪定は植え付けて「2年樹」から始めます。矮化栽培の整枝・剪定は主幹を勝ち枝(太い枝)、結果母枝や結果枝を負け枝(細い枝)にします。

・冬季の整枝・剪定で2年樹は主幹と結果枝の太さに大差なく5cmで切り返します。3年樹以降は主幹が肥大し、結果母枝候補以外の結果枝は10~15cmで切り返します。既に前年着毬した結果母枝は10~15cmで切り返します。主幹基部からの枝に側芽や陰芽から新梢枝(結果枝)が発生します。樹形は主幹形で主幹の伸長に従い、結果母枝と結果母枝の間隔は15~20cmとなります。この間隔が狭いと車枝となり、主幹を弱める原因になります。主幹が負け枝となると、主幹形の樹形はできません。矮化栽培の重要な技術です。

3年生樹 5月上旬。結果枝の伸長と展葉。
3生年樹 6月中旬。樹と結果枝花穂(かすい)の状態。

高品質な栗を収穫するための着毬果と敵果作業。

・果樹類の中でナシやリンゴ等の摘果作業は、果実の肥大と品質向上を図り商品価値を高める重要な作業。しかし、クリは高木性果樹のため手作業で摘果は難しいので、毬果を摘果することは少ないです。

・矮化栽培の特徴は主幹から結果母枝や結果枝は、活力ある葉で覆われます。この葉は同化能力が旺盛で、毬果が多いと同化養分が分散して果実の商品価値を低下させる原因となります。1本の結果母枝に10毬果程度着生するのを、4~5毬果程度残し摘果をします。この摘果作業は他の果樹同様に品質向上を図る重要な作業です。


毬果は収穫直前まで肥大が続きます。
4~5毬果程度残し、摘果を行います。